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常識にとらわれずに
代表取締役社長 谷 秀千代 Hidechiyo Tani

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常識にとらわれずに、現実を直視つつ、理想像を思い描いて、チームで挑戦していると、「何か新しい景色」が見えてくる!
三友システムアプレイザルの創業は、昭和55年(45年前)の住宅ローンの勃興期。当時、不動産鑑定評価書は数十ページもあって、しかも報酬単価は40-50万円と高額だったため、創業者の井上明義氏が「住宅ローンの世界なら、もっと2-3枚の簡潔な鑑定書2-3枚のもっと簡潔な鑑定書にして、数万円(1/10の水準)の報酬単価だったら、売れるのではないか?」と起業された。安くできた秘訣は「地産地消」の仕組み。独立したての若手の提携鑑定士をネットワーク化して、アウトソースすること。これにより、全国一括・スピーディ・低価格での「不動産鑑定評価書」が提供できるようなり、住宅ローンに本格参入した銀行から支持されて、あっと間に地銀等の地域の金融機関にも広がった。
さらに、不動産鑑定評価書までの「評価」でなくても、価格調査や役所調査、現況調査のみで良いといった「調査商品」のニーズがあることにも着目し、今度は主婦や地方の個人・不動産仲介会社の人を「提携調査員」としてネットワーク化して提供するようになった。
これは、当時としては「常識外れ」の価格破壊であったため、地元の不動産鑑定士との軋轢となったこともあったが、今日では三友の「提携鑑定士・提携調査員方式」は品質も高く、広く支持されている。
不動産の「重要事項説明書」の作成・サポート業務も、もともとは不動産仲介会社の中核的な業務であり、私たちのような「不動産鑑定会社」が手掛ける業務ではなかった。しかし、17年前にある大手の不動産仲介会社から「重要事項説明書」の物件概要書部分の作成作業をお願いできないかと依頼されて、「1000件の不動産には、1000通りの新しい発見(調査するべき視点)がある」「依頼者の期待の101%の品質で提供」をモットーに実績を重ね、この5年で1.4倍に成長、毎年、最高記録を更新している。
動産評価もしかり。この10年間で、機械・車両・太陽光発電設備・在庫等の動産を米国の資産評価士資格(ASA)を取得した専門家が評価を行い、不動産鑑定評価書とセットで依頼されることも多く、実績を確実に伸ばしている。
これからのキーワードは、「あらゆるモノの価値」の判断材料を当社が迅速に提供していくこと。
当社は多様なプロダクトのラインアップにより、「ユーザーの最前線」の“多様なニーズの変化”をどの会社よりも早くキャッチできるため、それを素早く捉えて、必要なプロダクトやソリューションを部門を超えて提供している。場合によっては「新たなプロダクト」をトライ&エラーで投入して改良していくことが、三友の企業文化として定着している。現実を直視しつつ、理想像に向かってチームで新しいことに挑戦していると、「新しい景色」が見えてくる。時には困難にぶち当たり途方に暮れることがあっても、チームで一生懸命やっているとなぜかしら、必ず「援軍が現れて」、打開策が見つかる。お客様から「助かった」と言われるのが私たちの喜びであり、誇りでもある。そんなDNAが三友にはあり、そういうチームで仕事をしていると楽しいと思う。
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双方向の知の交流(電流)が、新しいものを生み出す、「シナプス経営」を目指す
組織形態には一般的にはトップダウン型もボトムアップ型も、さらには、ミドルアップ・ミドルダウン型もあるそうだが、当社のコミュニケーション・スタイルはそれらとは全く違うスタイルを私は目指している。
いうなれば、地球儀のような形の170人(社員数)の点と点のそれぞれを、一つずつ、全部、双方向で繋ぐイメージのコミュニケーション・デザインが、私の理想像である。
これは、人間の「脳の仕組み」と同じ、“シナプス”のような双方向・多方向の電波をお互い発信し受け取って、「個別の事柄の問題解決」に集中するだけではなく、同時に、「全体最適(ホールネス)」を考えて最適解に向かって微妙に修正して行動していくもの。その方が、正しい解にいち早くたどり着ける場合が多い。この経営スタイルを、私は「シナプス経営」と名付けている。
一人ひとりのアイデアや行動のカバー範囲は自ずと限界があるが、それが170人の乗数分となれば、その智慧は「無限大」と言える。
しかも、それを「提携鑑定士」や「提携調査員」といった「パートナー」との「知の交流」でも活発化できれば、それは地球儀の世界を飛び超えて、太陽系や銀河系のような「知的な交流の場」となりうる。
それが、「三友の知の共創基盤」と言っている核心部分である。
これから当社を志望してくれる皆さんには、「あなたの新しい視点を思う残分に知の共創基盤で活かしていってほしい」と伝えたい。
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多様な個性の人間が、「共感」からはじめ、多様なルートで山頂を目指す、「ジャングルジム」的な人材育成を目指している

私は毎月、「15分程度」の訓話を全社員向けに行っている。テーマはそのときどきの話題に沿って、社員にとってヒントとなる視点を話している。
例えば、「箱根駅伝で青山学院が優勝したが、その原動力は総合力。では総合力は何によってもたらされるか」とか、「トランプ関税から、何を学ぶか」とか、「中国発のAI発明から、考えるべきこと」など。
その中で、「共感から始める」という話題を取り上げた。
「一人ひとりの個性からくる『意見』を図形にして、例えば、全く面積は変わらないけど、仮に、□と〇と◇の3つの形があるとする。これら3つの形の重なるところ、つまり、最大公約数だけとすると、重なる部分は小さいが、もし、これらの3つの形の一番大きなところを良いどころ取りして(最小公倍数で)みると、とても大きなものになる。つまり、いろいろな意見が出たときに、あなたがどう考えるかによって、発想が小さくなったり、大きくなったりする。」「いろいろな意見が出たときに、自分とは異なる視点を取り入れた方が良い。」「そのためには、相手のいいところを見つめて、尊重し合えば良い」と話したことがあります。
多様な個性が互いに尊重し合い、「山頂への上り方」はそれぞれの個性を発揮してよい。しかも、場合によっては、横に行ったり、下ったりしてもよい。それぞれのやり方で「山頂」を目指す、“ジャングルジム”のような複線的な人材育成のための「環境整備」を行うのが、社長の仕事と考えている。
